やっぱり、バングラデシュだと思うけど・・・
地方の企業と、バングラデシュの企業との連携の可能性についての
調査の為に来ています。
バングラデシュ経済を牽引している縫製産業の工場見学や、
現地の銀行役員等との面談を行いましたが、そこであらためて感じるのは、
「やっぱり、バングラデシュのビジネスポテンシャルは、極めて高い!」
ということです。
(写真)バングラデシュの縫製工場
残念ながら、日本では、「バングラデシュ=貧困国」とのイメージが定着
している為、ビジネスの可能性を見落としがちですが、
欧州や中国、韓国などは、早くからその可能性に気づき、積極的な投資を
行っています。
でも、
バングラデシュの人々が、本当にビジネスをしたい相手は日本なのです。
確かに、品質や技術等、ビジネスのハードルは極めて高いけれど、
一度、提携が実現すれば、お互いの信頼関係をベースに、永続的なビジネスが
可能になる相手(パートナー)として、信頼されている為です。
「ビジネスにおいて、相互の信頼関係を最も重視する」
というこの価値観は、日本のビジネスにも通じるものがあると思うのです。
とかく、日本企業の視線は、インドや、最近ブームになっているミャンマーなど、
バングラデシュをスル―して、その隣国に向きがちです。
でも、私は、「やっぱりバングラデシュじゃないかな」
と実際に、バングラデシュの企業経営者や、銀行の役員等と面談をして、
強く思うのです。
思えば、リーマン・ブラザースなど、外資系金融機関への転職が花ざかり
だった2005年に、全く真逆のap bankというNPOバンクに転職した私だけに、
今回も時流には、反しているのかも知れません
しかし、当時の選択も含めて、結構、いい線行っていると思うのですが(笑)
いずれにせよ、信頼してくれる現地のパートナーと共に、仲間を徐々に
増やしながら、自分の信じたやり方でビジネスを創造し、
バングラデシュの自立的発展のみならず、
日本の経済再興を目指したいと思います。
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6月から10月まで毎週1回、企業、メディア、広告代理店と連携し、プライベートのゼミを開講している。